疎遠になった実家の父方の祖母が、ちょうど去年の今頃他界しました。
その頃、私の体調が悪くて実家の両親が配慮をして祖母が亡くなったことを私に知らせませんでした。
落ち着いた頃、12月に亡くなったことを知らされお通夜やお葬式に参列できたかったことがとても悔やまれました。
生前あまり会う機会がなかったのにもかかわらず、たくさんいる孫(28人)のことをよく覚えていてくれて、数年に一度しか会わないのに私の好きなお菓子を覚えていてくれました。
私が行くといつもそのお菓子を用意してくれてたことがとても心に残っています。
70歳代に一度胃がんの手術をしたのにもかかわらず、享年105歳という大往生をしましたが、亡くなる前には自分の子供達のことすらわからなくなってしまった祖母。
小さいころ、祖母宅へ行った時に何かいたずらをして母や父に怒られた時も、祖母がかばってくれたりととても優しい祖母でした。
最後くらいはお礼を言いたかったけれど、それがかなわず今年に入って夏休みのお盆時期にお墓参りをし、最後にお礼を言えなかったことをお詫びしました。
そして、今月祖母が亡くなってから一周忌を迎えました。
実家に相談できないので、父の一番上の兄である伯父に少しばかりですがお線香代でも送ろうと思っています。
私が結婚してすぐ、まだ小さかった娘(ひ孫)の顔を見せに行った時に祖母と私と一緒に撮った写真が最後になってしまいました。
その写真はいつまでも私の宝物です。
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